FUNDED
この映画を作る意味
vol. 11 2012-08-07 0
私は今、39才。
本当ならば、既に何かで大成している年齢。
でも、まだ、自主映画を作っています。
平日は電話営業の仕事をし、週末はタイマッサージのアルバイトをし
その給料を貯金もせずにこの映画に投じてます。
それなのに、昨日のラッシュ試写、ぼろくそでした。
編集やり直し！凹みます。でも、やります。
今回、スタッフはほぼ皆さんプロの方々で
「渡辺さんだけだよ〜、プロじゃないのは」と笑われました。
そう、今、まさに私はちぐはぐな状態です。
でも、なんとかしたい。そう思ってこの作品作りでもがいています。
昔、富士市で生活していた頃、
私は性格が内向的で、ほとんど遊びに行かず、
家の２階でゴロゴロして
顔のニキビを気にしているような子供でした。
自分が望めば海外留学できるとか、子供の頃からバレリーナを目指すとか
そんな世界がある事を、全く知らずに育ちました。
暗かった〜。毎日退屈で、テレビで夕焼けニャンニャン観るか
近所のヤオハンに行くか、喫茶店でパフェ食べるかみたいな事しか
楽しい事がありませんでした。
それが今、自分で考えて、チャレンジして、失敗しても
行動し、成長し続ければ、大きな事を成し遂げる事ができるという事を
この39才の私は知りました。
ただ、正直、もっと早く気づけば良かった。
でも、気づけなかった。
あの頃の自分のように、
田舎で膝をかかえて人生を悲観的に考えている鈍臭い子や
今の私のように、もう何かを成し遂げるには歳を取り過ぎているのでは？
と心の奥では感じている方がいるとして
その人が、少しでも、この作品を観て
「いや、もうちょっと頑張ってみるか。できるかもしれない。」
と思って頂けたらいいな、と思って、今、戦ってます。
私は富士市に住んでいた頃、この街で夢なんて叶えられないと
正直思いました。
でも、本当は自分自身が変われば、
場所はどこだって夢を叶える事ができるんだという事を、
今の私は知っています。
もし、富士市で、もしくは、他の都市でも
そんな風に悩んで、「どうせ私なんて鈍臭いから、頭悪いから」と
何かを投げ出しそうになっている方がいたとしたら
どうか、私はこの映画の完成、配給を
頑張ります。だから、一緒に頑張りましょう。
私、何て事ないただの39才の人間です。
部屋片付けられません（笑）遅刻ぎりぎりになるまで家を出れない
心配症です。心は弱い方です。…多分。でも、
本気で頑張ればいい作品が作れると、今、信じてがんばっています。
この活動が、この作品が、
少しでも多くの方に取って、出会ってよかったと思えるものになるように
がんばります。
それが今、この映画を作る私にとっての意味です。
